森の中をいきおいよく駆け抜ける子供たち、ここはまだ道があっていいほうだ。この子たちは動物しか分からないケモノ道まで知っていて、どんどん森の奥に入って行く。雨が降っても、雪が降っても一年中外で過ごす森のようちえんの子供たち。森の事なら何でも知っている。自然と共存していて、本当にたくましい。病気で休む子もほとんどいないそうだ。特に決まったプログラムはない。その日の気分で今日なにをするか子供たちと決める。遊具もおもちゃもない。必要なものがあれば、森の木や石を使って自分たちで作る。もちろん、ナイフやなわ、のこぎりや絵の具を保育士が常に持参していて必要に応じて子供たちにあたえる。